ビットコイン取引所と販売所の違いとは?

ビットコインに注目が集まっています。

まだビットコインの売買をしたことが無い方にとって、そもそもビットコインはどこで購入できるか知らない方も多いのではないでしょうか。

ビットコインは販売所か取引所で購入することができます。この違いを知ることで今後のビットコイン取引が大きく変わって来るので、是非こちらの記事を参考に、両者の違いについて正しい知識を身につけましょう。

①販売所と取引所の違いがわかる
②初心者におすすめの販売所
③手数料が安い取引所

目次

販売所と取引所の違い

早速両者の違いについて見ていこうと思います。

取引相手が異なる

まず販売所ではユーザーは仮想通貨販売所と取引を行います。つまりビットコインを販売所から購入することになります。

対して取引所はユーザー同士が直接売買を行います。

この違いを理解していると、これから説明する両者の違いの理解度が深まるので、是非抑えておいてください。

手数料とスプレッド

両者には手数料に大きな違いがあります。日本国内の仮想通貨取引・販売所では、販売所の手数料無料を謳っているところが多いです。

しかし販売所ではスプレッドという実質の手数料が発生します。非常に重要な考え方なのでスプレッドについて少し補足します。

スプレッドとは「購入価格と売却価格の差」のことを言います。

購入価格が1BTC=100万円、売却価格が1BTC=90万円だった場合、スプレッドは10万円になります。せっかく100万円を支払って1BTCを購入しても、利益を出すためにはビットコインの価格が10万円以上上がらないといけません。

以上のことから分かるように、スプレッドは小さければ小さいほうが良いと言えます。

販売所業者はこのスプレッドで利益を得ているのですね。

取引所では基本的にスプレッドは発生しないので、手数料という面では取引所での売買の方がお得になります。

取扱い通貨

次に販売所と取引所では取扱う通貨の種類が異なります。日本の仮想通貨取引・販売所では、一般的に販売所の方が取り扱う通貨の種類が豊富です。

販売所の立場で考えると、先ほどのスプレッドの例から、取引所より販売所の方が儲けが出るので、取り扱い通貨の種類を販売所で増やしているとも考えられますね。

取引所にはないレアな通貨を購入したい方は、販売所の利用を検討してみると良いでしょう。

購入できるタイミング

販売所では買いたい時に買いたいだけビットコインを購入することが出来ます。先ほど説明したように、販売所ではビットコインの販売元が業者になるので、必ず購入することが可能になるのです。

それに対し取引所では必ずしも買いたい、または売りたいタイミングで取引が成立するとは限りません。売り手と買い手の需要と供給がマッチしてはじめて売買が成立するので、タイムリーに売買できないのはデメリットとも言えます。

操作性

販売所では「買う」「売る」のボタンを押すだけですぐに売買が可能なので、非常にシンプルです。対して取引所では”指値注文”や”成行注文”といった選択など、販売所に比較すると少し複雑になっています。

先ほどの購入できるタイミングの要素を踏まえ、初心者にとっては販売所の方が易しい仕様と言えるでしょう。

まとめ

以上両者の違いを説明してきましたが、改めて両者のメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

販売所

メリット

  • 操作がシンプルで売買が簡単
  • 欲しい数量を欲しいタイミングで購入できる
  • 取扱い通貨が豊富

デメリット

  • 操作が少し複雑
  • 需要と供給がマッチしないと売買ができない
  • 取扱い通貨が限られているケースがある

以上、一見販売所の方がメリットが多く見えがちですが、やはり手数料の有無は非常に大きな要素です。

特に長く投資を続けるとスプレッドの存在が重くのしかかるので、頻繁に取引を行う方は取引所を使用しましょう。それに対しレアなコインを一度購入したらしばらく放置したい方は、販売所を使用すると良いでしょう。